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レーザー核融合


レーザー核融合とは球状にした燃料(ペレット)にレーザーを掃射することによってペレットの温度ではなく圧力を高めて核融合反応を起こす方法です。圧力によって反応を起こす現象を爆縮といいます。残念ながら核兵器の原理も爆縮と同じです。
プラスチック容器にDT燃料を入れた数十mmの球状ペレットに数十cm離れた位置からレーザーを照射します。
一瞬にして燃料を圧縮加熱して高温プラズマにします。
中心加熱が始まり原子核衝突が起こります。
核反応が起こります。


レーザー


燃料に点火させるための爆縮には莫大エネルギーが必要です。また、爆縮を毎秒30ショット行わないと十分ではありません。この外部エネルギーを供給するレーザーが慣性核融合ではとても重要な位置を占めます。1億回の高速繰返しショットに対して性能を保持高速繰返しができて短波長で発振効率や収束性にすぐれたエネルギー効率の高い高出力レーザーが必要です。自由電子レーザー・炭酸ガスレーザー・固体レーザー・エキシマレーザーなどがありますがフッ化クリプトン・レーザーが最適といわれています。また、レーザー照射方法としてはペレットに直接ビームを照射する直接照射型よりもビームを金属によって透過力の弱い軟X線に変換してから照射する間接照射型のほうが有力です。