これまで、イオンビーム電流とイオンエネルギー分布から、いくつかの過程を用いて推進器の性能を見積もっていた。今後はより正確な性能評価のため、スラストスタンドを用いて推力を直接計測する必要がある。。
性能向上の指針を得るため数値解析によるシミュレーションを行う。コードはこれまで本研究室で開発されてきたFDTD法とPIC法を組み合わせたFDTD-PIC-MCCコード、電子とイオンどちらも粒子として取り扱うFull-PIC-MCCコード、そして中性粒子を取り扱うのDSMC-PICコードを用いる。
現在、電位差形成過程を詳しく調査するべく、計算領域を推進器の外部にまで拡大中である。
その後はシミュレーションを用いて各形状依存性を調査し、最適化を行う。
シミュレーションを用いて、性能の様々なパラメータ(マイクロ波周波数、磁場形状、磁場強度、アンテナ形状)に対する依存性を調査し、最適化を行う。得られた知見をもとに実機を製作し、スラストスタンドを用いて性能評価を行う。
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